レマン湖の汚水管追跡調査終了
スイス潜水スポーツ連盟の呼びかけで、1996年9月「レマン湖を守ろう会」が発足。その当時、70のボート、200の潜水ボランティア、学校から子供が、そして湖岸の散歩を楽しむ大人も、ごみ集めをしました。一日で、75kmカバーし、6000個の汚染物が見つかりました。
レマン湖の周りは約200kmです。250人の潜水ボランティアが、水面下のパイプ調査に携わり、12年間かかって、やっと終りました。
簡単ではなかったのですね。ボランティアは、このようなことに慣れていませんので、時には、水面下20m、濁った水のなかで、パイプの出口を捜し、ノートを取ったり、金属か、プラスチックか、コンクリートかの材質を調べたり、汚染物を排出しているか、を確認しなければ、なりませんでした。
1045管の内、161管が疑わしく、その内、はっきりと汚染水を流していると分かったのは約20管です。これは、2%で、何故、少ないかと言いますと、湖に面した土地の持ち主は、自分も湖で泳ぎたいのですね。
スイスとフランスの湖畔67市町村に、詳細を記した分厚いファイルが提供されました。これからことは、この市町村にかかっています。最悪は、先週ご紹介した大臣たちが訪れたサンプレ村で、6kmの湖岸に49管、その内15管が汚染水を出しています。
優等生はローザンヌ市で7kmの湖岸に15管、その内、1管が汚染水管。
私の住むピュイですが、このファイルをありがたく受け取りました。37管の内、3管が汚染または疑いがあるそうです。
夫は、「湖で泳いでもかまわない」と言いますが、私は躊躇してしまいます。以前、ピュイの港で、溝ねずみを見たことがあります。それから、まだ、今年は、話題になっていませんが、水鳥、主に、鴨の蚤が人間にくっ付くのです。もうドイツ語地区では起こっているそうです。
・原始時代の人は、野菜、草の実、木の実を山や野で採って集めてきて、そして、動物の肉などは、森や野原で射止めたものを食べていたのですね。それが、現在は、人間が野菜、穀物、牛や豚を育てて、市場に出しています。考えてみたら、魚だけが、原始時代と同じように、海、湖、川などから獲ってきたものを、私たちは食べていることになりますね。近くのスーパーでは(多分、どこのスーパーでも)、なるべく養魚養殖場の魚をテーブルへ、という事で、絶滅に瀕している野生のチョウザメ、タイ、エイ類、ウナギ類を売らないことにしました。
・同じスーパーで、商用、業務用で飛行機を使ったCO2の補償額は、「MyClimate財団」や、スイス国内の他の企業と協力して、南インドのカルナタカにある「有機センター財団」に入金されます。
・「トロティネット」というのがあります。辞書で引いてみたら「大正スクーター」とあります。片足を乗せる板の前後に小さな車輪がついていて、前には垂直に金属の棒が出ていて、その先に両手で掴むハンドルが付いています。反対の足でこいで進みます。坂の多い所では、便利です。かなりのスピードで坂を下り、そして、折り畳みが出来るので、棒を折って、バスに乗って坂を上れます。男も女も、子供も、若者も、そして、私たちの年齢の人はわずかですが、いますし、ビジネス姿の銀行員も使っています。私は「足こぎスクーター」と言っているのですが・・・。私がこちらに来た1970年には、既にありました。子供の頃、上山にもあったのでは・・・?・ローザンヌ市には坂が多く、普通の自転車では大変です。電気自転車(ハイブリッドですか)購買時に130フラン、値段から差し引かれ、市が業者に支払います。1500フランから5000フランで買える商品が出回っていて、年に約100台に援助をしてきましたが、昨年は120台でした。昨年から、他の4町村でも実施、私の住んでいるピュイでは、思案中です。(1フラン=約100円)
・これも、ローザンヌ市ですが、5月から、電気スクーターを買うと、値段の15%、最高1000フランまで援助が受けられます。電気自転車と違って、先ず、スクーターを購入してから、市に払い戻し申請をします。現在、市場には2000フランから4000フランで買える電気スクーターが出回っています。オーストリア産のIOスクーター、アジア産のベスピーノ、坂を上るのに最低30キロのスピードが必要ですが、最大スピード30キロの小さいフォルサン。今、12ヶ所にスクーター用の電源が設備されています。
・
魔の山、アイガーでは、2年前、強大な岩が剥がれ、ものすごい音と土煙をあげ、結局は2百万立方メートルの中、5分の1が崩れました。アイガーは、おとなしくはしていてくれません。又、岩が崩れ始め、5月、堰止湖が決壊、80万立方メーターの水が流れ出て、麓のグリンデルワルト村に洪水が起こり、ゴルフ場が水浸しになりました。又、数時間の短い間に、80から、90万立方メーターの水が流れ出る危険にさらされていて、油断を許さない、状況にあります。海抜3900mに警報機が備え付けてあるのですが・・・。・暑くなると、人は山へ避暑に行きます。植物、葉っぱ類は、必然にかられて、涼しい高所へと移って行き、1985年から、植物は平均30メートルも登りました。木は、生命のサイクルが長いので、まだ、はっきりと登ってはいないそうです。
・ツール・ド・フランスですが、7月5日から27日亘って、全長5559.5km、峠を5つ越える、はげしい自転車レースで、ビランク、特に、癌を乗り越えたアームストロングの強さには、言葉も無く、夢中になったのですが、あまりのドーピングにがっかり、今年は見る気がしません。
・フェスティバルが多すぎて、数え切れないほどです。遊ぶ催しが多くて、スイスって、平和なのですね。
雪子
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この記事へのコメント
また、エコに対する自治体の真剣な取り組みが、補助金制度にも表れ、「進んでいる」と実感しました。
私の住む自治体は、10年程前に「生ゴミ処理器購入推進」を目的に購入費用の半額補助制度が出来ましたが、それのみです。
もしローザンヌの様に、電気スクーターの購入に対する15%の補助金制度の様なものが我が自治体にもあれば、日常的な駅への送迎用車ラッシュも緩和され(坂の多い街なのです)、それだけでも、低炭素社会への第一歩になるのになあ~との思いを深くしました。