どうすれば、ひとにやさしく出来ますか?・・・カニシウスの内的生活
カニシウスの内的生活、慈愛と信頼、鬱と薬について。<写真は黙想の家で撮りました。>
13時45分に午後の講話が始まりました。講師はエモレ神父様。
「あの当時、教会は今のように退廃していました。
イエズス会のドイツ語圏の管区長になりましたが、贅沢を好む人、派手で目立ちたがる人、自信がなく、すぐ落ち込む人等々、いろいろな修道士がいました。
どこから、カニシウスは人とやさしく交流する力を得たのでしょうか?
1.信仰。幼い頃から、神に親しんでいました。神様は、今、ここにいらっしゃいます。今の問題が解決してから、つまり、息子の仕事が見つかってから、夫とうまくいってから、病気が治ってから、政府が変わってから、経済状態が良くなってから、ではなくて、今、いらっしゃいます。
2.聖書の言葉を日常生活に結び付けました。
3.秘跡<例えば、雪子の日常生活では、ミサでの聖体拝領と告解>
4.祈祷日課。カニシウスは修道士ですから、毎日、決められた祈りをしました。
昔は、重い本でしたが、(スマホを見せて)現在はスマホで出来ます。
5.その他の祈り。神様だけでなく、聖人にも、そして、他人の為に祈りました。
6.毎日の規律遵守。ある程度の自制心が必要ですね。
7.謙遜。自分のする事、したことは、自分が報いられ為ではなく、神が私を通してなさった事で、神に帰します。
8.慈愛と慈悲。人には、誰にでも、影の部分があります。自分に都合の良い人を受け入れるのではなくて、その人をそのままを受け入れます。何故なら、神こそが慈愛であり、自分をそのまま、影の部分も受け入れて下さっているからです。カニシウスは、おだやかで、人に愛されました。
体験から、極度の厳格より、慈愛の方が人には必要なのを知っていました。それには、何よりも信頼です。
これで、今日の講話はお終いです。ありがとうございました。」
15時半に始まるミサまで、時間がありましたので、外に出たら、レジーナさんと一緒になりました。
「謙遜についてですが、長い間、教会から離れて、他人は言えないような事をしてきました。若い時のままだったら、今でもそうでしょうが、鼻もちならない自分になっていたと、思います」と私。レジーナさんは
「私は、赤十字のチーフとして、長い間、やってきました。そのチーフを定年で辞めて、普通の看護婦に戻って、自尊心がきずつけられて、大変でしたよ。
先ほどの自分の人生を顧みることですが、先日、老人ホームへお見舞いに行きました。ある方が、ご主人との関係を長い間話され、すうっと心が軽くなったようでした。その後で、一緒に祈り、聖体拝領をしました。(レジーナさんは、講習を受けて、老人ホームでの霊的指導者になっています。)」
「今回も、連れてきていただいて、心から感謝しています。」
「いつまで出来るか、わかりませんが、一緒にいらして下さって、私も嬉しいです」。
その後、食堂で、おやつとコーヒーをいただき、帰途につきました。
ドミニックさんと後ろの座席に座りました。
運転中のレジーナさん、先生のように質問、
「今日の講話で、心に残った言葉は何でしたか?」
「慈愛です」と私。
「慈愛を行うにあたって、何処から、力をいただきますか?」
「信頼ですね。」
ドミックさん
「がっかりしました。」
あんな素晴らしい所で、一日を過ごし、心と体に栄養をいただいて、がっかりですって!
「どうして?」
「私、信頼出来ないのです。」
そして、鬱と薬ですが、
ドミニックさん、お気の毒ですね。そして、いつも不安で仕方がないとのことです。
「いつ、不安になるの?」
「急に不安になるのです。朝、目が覚めた時とか・・・。心療内科に長い間お世話になって、お薬もいただいているのですが・・・。」
夫の妹は、掛かりつけの医者にもらった薬の依存症になり、最後には自殺しました。甥は、10代の頃から心療内科に通い、薬漬けでした。現在50歳ですが、まるで老人です。一度も、若者らしく生きたことがない・・・と思うと、胸が痛みます。
私は母の死がきっかけでうつ病になり、ユング派の白浜先生のお世話になりました。ある時、お聞きしました。
「お薬をいただけますか?」
「何かの理由で、悲しい時、お薬で愉快になったとしたら、どこか、おかしいとは思いませんか?」
と、お薬は頂きませんでした。
乳癌手術の跡、癌専門医から心療内科に送られました。この時は、うつでも何でもなく、興味があったので、お願いしました。
「効果が出るのに時間がかかります。あなたは、今まで、薬なしでやってきたので、このままで、どうでしょうか?」
こう考えてみると、私は運が良かったと思います。薬を使わなかったので、出来事に、多分、自然に反応します。
ドミニックさん、甥、義妹は、薬で、これは私の考えですが、脳が変わってしまい、自然の反応が出来なくなっているのでは・・・と思いました。
雪子
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